雨の日は使いものにならない。 | hirari

雨の日は使いものにならない。

雨の日は使いものにならない、
というのは自分のことで、
雨の日の私はお風呂が嫌いなのに、

無理やりお風呂に入れられた子猫みたいに、
うまく歩けなったり、寒がったり、鼻が利かなくなったりする。
ノースリーブで出かけたら、すごく寒くて、でもすぐ夏のお天気に戻ると思ってたら、
ポツポツと雨が振り出した。


その雨の様子を言葉で表してみる。
しゃんしゃん
とつとつ
さらさら
しゃらしゃら
さーさー
どれもしっくり来ないわね、と言いながらランチ。

イタリア菓子のお店でデザートまでがフルコースのランチを食べた。
ビシソワーズ
5種類の前菜の盛り合わせ
いちじくと生ハムの赤ワインリゾット
仔羊のロースト赤ワインソースぞえ
前菜デザート
メインのデザート
ハートのカプチーノ

渋谷に戻ってきて、紀伊国屋に行こうと思ったらビルがお休みで、
ブックファーストに行ったら探しものの本は一冊もなくて、
リブロに行く元気はとてもじゃないけどなかった。
やっぱりタワレコに行く元気もなくて、HNVでCDを買って、
ツタヤに寄ったら、借りたいDVDは全部貸し出し中だった。
「百万円と苦虫女」を見るにはまだ時間がありすぎて、
家に帰ることにした。
この夏最後になるんじゃないかと思うひまわりを5本買って、
本当はヴィロンでバケットを買いたかったけど、そこまで歩く元気がなくて、
ドゥマゴでバケットを見たら長すぎて持って帰るのがイヤになって、
コンパクトなパンドゥミを買って電車に乗る。


帰ってから読書。
本を読みながら、オリンピックを見て、すこしまどろんだ。

アサリのパエリヤのおにぎりと
まるごとトマトとかきたまスープ、コリアンダーそえで手抜きの夕ご飯。
デザートは桃。
昨日行ったスーパーでいちじくが700円から500円になっていたのを思い出して、
桃がそろそろいちじくに変わるのだな、と思う。

お風呂に入りたくなかったけど、お湯をためたお風呂に入って本を読み、
髪も体もきちんと洗った。歯も磨いた。


「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」
はとても切なくて息苦しいような気持ちになった。
次の本を手にして、少しだけ読んで眠りについた。