「FOR HUNDREDS OF CHILDREN」ハンバードハンバート | hirari

「FOR HUNDREDS OF CHILDREN」ハンバードハンバート

FOR HUNDREDS OF CHILDREN/ハンバート ハンバート
¥2,250
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セールで売れ残った黒のエナメルのサンダルを買って、

デパートで野菜を買って、帰ってきたら、トトロをやっていた。


そのままトトロを観て、たくさん泣いた。
宮崎駿の映画はいつもどこか悲しいな、と思う。
明るくて悲しい。それは、私たちの人生そのものが明るくて悲しいから。
彼もまた人生を正しく描いて、そして正しい生き方を示してくる人。
サツキもメイも一生懸命笑って、一生懸命泣くから、私も一緒にたくさん泣いた。


かぶ、オクラ、アスパラ、ズッキーニ、エビ。
片っ端からゆでて、熱いまま、オリーブオイルと塩をかけて、こしょうをばりばりひいて、食べる。

それから桃。一日、2個のペースで桃を食べている。


枕元の電気だけにして、今日焼いてもらった「ハンバートハンバート」のファーストアルバムを聴く。

そして、さて本を読もうと思って、読み始めたら、夜に忍び込んできた。
そして、涙が溢れてきた。

そしてひとしきり涙を放っておいたあとに、

私は、ああ、私に本と音楽があってよかった、と思ったのです。


それから少し遠いけれど映画や絵も。
本も音楽も映画も絵も、人間がひとりきりになるためにあるんじゃないかと最近思う。
それらに心が向かうとき、私はいつもひとりきりだから。
誰かと一緒にいても、ひとりきりだから。
それを知らしめるために、本や音楽はあるんじゃないかとさえ思う。


私には夜に忍び込む本や音楽がたくさんある。
それは寂しいことだけど、どれだけ私の心を慰めてくれることでしょう。
そう思ったら、また涙が出てきた。