夜のピックニック<たけのこ>
どーも、たけのこです。
はじめて記事書くんでどーしてイイか分かりません。
なんでみつまめの書いた内容にかぶせようと思います。
『夜のピクニック』なかなか良かったですよ。
確かに雑な感じはありましたけど、全体的にみれば全然オッケーです。
とにかく勢い、疾走感に溢れてサクサク読めるし、登場人物もイイ感じ(高見サイコーッ!)、読後感もスッキリしていて好印象な作品です。
ただその印象に追付くだけの内容がないんですよね。
すごい美味しいんだけど薄いジュースみたいな。
ゴクゴクいくらでも飲めるんだけど、どことなく満足できない…。
高校生の悩みってこんなモン?
こんなにあっさり解決できるのかな?なんて陰険高校生はギャップを感じました。
それはやっぱり、みつまめの言うように感情を表す表現に乏しいのが原因なんでしょうね。
みんな純粋で安易でイイ奴過ぎるんだよねぇ。…それが正しい高校生だとでも?まさかねぇ…。
高校生が読むにはイイとか言う人いるけど高校生ナメるなですよ!
まぁ感情面が浅い分、ヘタに疲れさせることなく、純粋に娯楽として楽しめるイイ本だと思われます。
採点するなら75点くらいかな。★四つはやれません。
この作家さん(恩田陸)は構成、設定に関してはレベル高いみたいですね。
『Q&A』も読んだんですけど、読者をぐいぐい引っ張る力はスゲーです。
ただ話の落としどころが、???って感じで、置いてけぼりを食った感じでした。後半失速、残念!
みたいな…。こっちはあまりオススメできません。うーん、53点!てか、みつまめ採点辛いねぇ。
僕は恩田陸さんを知らなかったんで、この2冊を読んだあとかなり若い作家さんかなー、なんて感じたんですが、後で人から『ベテランだよーッ!?』って突っ込まれてかなり焦りました(詳しく調べたところデビュー10年みたいですね。10年てベテランなの?)。
まぁ、若いって褒め言葉だよねー?だよねー?ってことで恩田さんファンの方許してください(笑)
それにしても昨年の大賞とのあまりの違いに驚き…。何かあったのか『本屋大賞』???